GPSが届かない屋内での位置測位はRSSI(Receiver Signal Strength Indicator)による3点測位が一般的でしたが、これに代わる技術として、Bluetooth 5.1にて発表されたAoA(Angle of Arrival)にて方向検知が可能な「Bluetooth Low Energyマルチアンテナモジュール」を開発しました。
このモジュールにはアンテナが6本搭載されており、各アンテナで受信した電波の位相差から到来角を算出します。到来角の算出にはホシデン独自のアルゴリズムを用いており、マルチパスによる誤検知やノイズを除去することで静止時、移動時を問わず安定して通信相手の方向を検知し、電波到来角をモジュール正面から±75°の範囲で検知できます。
モジュールの制御用としてUARTインターフェイスを用意しており、外部ホスト機器からBluetooth接続や検知処理の実行・停止等を行うことができます。
品名 :AoA対応 Bluetooth® Low Energy マルチアンテナモジュール
品番 :HRM1087-010010
評価キット HRM1087 マスター受信機
HRM3012 スレーブ送信機(電池ボックス付き)
USB-UART 変換ケーブル
Windows10用デモアプリ
・接続相手の方向検知が可能
・独自のハードウェア・ソフトウェア設計による方向検知の精度向上
・UARTコマンドによる外部ホスト機器からの制御が可能
・屋内位置測位全般(見守り需要、ライフログ、倉庫管理)
・電子錠(ハンズフリー鍵)
・スマートキー用受信機
評価キット販売開始 | 2021年4月予定 |
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サンプル価格 | 800,000円(税別) |
項目 | 仕様 |
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Bluetooth chip | Texas Instruments CC2642R1FRGZ |
電源電圧 | 2.5~3.8V |
検知角度 | ±75度 |
アンテナ本数 | 6 |
外形寸法 | 129 x 195 mm typ |
インターフェイス | UART |