ホシデン株式会社は、社会の持続可能な発展と、ホシデングループ(ホシデン株式会社およびその関係会社)の持続的な価値創造と競争力の向上を目指し、2007年に「公正取引・倫理的な経営」、「人権・労働」、「安全衛生」、「環境保全」等について企業の社会的責任(CSR)に関するホシデングループ行動規範を策定いたしました。 ホシデングループは、社会および顧客から信頼される会社であり続けるため、顧客および社会に必要な製品を生産し供給するという企業本来の社会的責任に加え、関連する法令およびこの行動規範を遵守しながら健全な事業活動を進めてまいります。
ホシデングループは、原材料として重要な鉱物資源においてコンゴ民主共和国 (DRC)やその隣接国を含む紛争地域や高リスク地域 (CARAHs) からの鉱物に対し、 経済協力開発機構(OECD)の「紛争地域および高リスク地域からの鉱物の責任ある サプライチェーンのためのデュー・ディリジェンス・ガイダンス付属書Ⅱ」の趣旨に 沿った活動を推進し、採掘等において強制労働や児童労働を含む人権侵害、環境破壊、 資金洗浄などの紛争や不正な行為を引き起こす組織の資金源となる、これらの鉱物 を使用しないことを基本方針とし、調達先と連携をとり、サプライチェーンの透明性の 向上を図ります。
万一、調達先においてコンゴ民主共和国(DRC)やその隣接国を含む紛争地域や高リ スク地域(CARAHs)での強制労働や児童労働を含む人権侵害等不正な行為を引き 起こす組織の資金源となっている鉱物を使用していることが判明した場合には直ちに その鉱物の調達中止を要請し、速やかに是正措置を講じます。 この実現のため、サプライヤーに対して、特定の鉱物資源(タンタル、錫、タングステン、金、コバルト)がRMI (Responsible Minerals Initiative)などの国際的に信頼できる枠組みにおいて、当該問題に加担していないと認定された製錬所からの調達を要請します。
ホシデン株式会社では、「OECD デュー・ディリジェンス・ガイダンス」に沿った以下のプロセスを実施しております。
CSR委員会にてOECDデューデリジェンスガイダンスに準拠した「責任ある鉱物調達に関する基本方針」
を策定の上、 責任ある鉱物調達に関わる規定、手順書を基にホシデングループで管理・運営を行っている。
RMIが発行するCMRTにてサプライヤーへ調査を実施している。尚、依頼の際には第3者機関による監査プログラムで認証を受けた精錬業者より調達する事を要請している。
RMIのHPより適合精錬所の情報を入手の上、サプライヤーの回答内容を精査し、RMI非適合精錬所等のリスクが高い精錬所の 使用を確認した場合は、デューデリジェンスを実施している。
参画しているJEITA責任ある鉱物調達検討会を通じて、業界レベルでのデューデリジェンスの実施に
参加している。
毎年度の責任ある鉱物調達調査の結果に関して、ウェブサイトにて公開する。
*全精錬所数 :257
*RMAP適合精錬所 :217
*RMAP非適合精錬所:40
●適合率85% (ACTIVE精錬所2ヶ所含む)