サスティナビリティ
Sustainability

Environmental preservation

ホシデングループでの取り組み

ホシデンの活動内容

製品・事業活動の環境改善

ホシデングループでは、次のような環境改善活動に対して、グループ各社が取組目標を設定し活動しています。また、製品に含まれる環境管理物質の削減・全廃は本社主導で対象物質を定め管理しています。

製品・事業活動の環境改善

改善取組み事例

取組み事例

リサイクルの推進

リサイクルの推進

  • 1. テープ&リール廃材(PS材)のリサイクル
    テープ&リール廃材(PS材)がセメント生成時の燃料として再利用される。
  • 2. 廃蛍光灯のリサイクル
    廃蛍光灯をガラス・金属に分解して原材料として再利用される。
  • 3. 汚泥のリサイクル
    メッキ排水処理時に発生する汚泥から、貴金属・重金属を取り出し再利用される。
  • 4.その他リサイクルの取組
    廃棄冶具工具のリユースの推進。特に制御部は分解品を100%再利用。
    分別可能な物は全てリサイクルする事を目標として取り組み、リサイクル品目を28品目から31品目に引き上げ達成。
    乾電池(工場で使用済み)のリサイクル
    エコ製品(事務用品)の購入
地球温暖化対策への取り組み

地球温暖化対策への取り組みの一環として、太陽光発電設備の導入を積極的に推進しております。
直近では和歌山や九州での設置を完了し、海外においても設置を進めています。
継続して国内外での再エネの導入を検討し、地球温暖化対策に貢献してまいります。

・ホシデン和歌山㈱: 2022年10月稼働、最大出力326kW、年間発電量36万kWh、CO2削減見込み124t/年

・ホシデン九州㈱   : 2023年02月稼働、最大出力336kW、年間発電量39万kWh、CO2削減見込み187t/年

                             ※CO2削減見込みについては、2022年の排出係数により算出しております。

ホシデン和歌山株式会社ホシデン和歌山株式会社

ホシデン九州株式会社ホシデン九州株式会社

その他の改善取組み事例

これまで述べたような取組以外にも、それぞれに工夫を凝らして環境負荷の低減に向けた取組を行っています。

環境管理物質の削減取組
包装材の環境負荷の低減
グループ全体でポリ塩化ビニル製包装材の廃止、ポリ塩化ビニル製結束バンドの全廃などを進めています。
業務と繋がる環境目標の設定
生産性向上による作業時間短縮が省エネの推進につながること、また品質向上による工程不良の低減が廃棄物削減につながることから、これらを環境保全活動の一つとして取組んでいます。
物流部門での輸送手段の変更(モーダルシフト)
トラック輸送によるCO2発生量を抑制するため、05年7月から拠点間の物流の一部にコンテナ列車の使用を開始しました。

環境配慮型製品への取組み

環境管理物質対策

       環境管理物質の製品への含有、工程での使用を削減・全廃することは、環境保全のための重要課題と位置付け、これまで次の
       ような活動を続けてきました。今後も当社が設定した環境管理物質の削減計画に基づき、製品設計段階から環境にやさしい
       製品作りを進めていきます。

対策内容
RoHS指令対象物質(鉛・カドミウム・六価クロム・水銀・PBB・PBDE)の製品への含有全廃

水銀・PBB・PBDEは既に当社製品からは全廃しています。また、2003年から順次、製品の鉛フリー・カドミウムフリー・六価クロムフリーを推進しています。特に、鉛フリーのためのアプローチとしてお客様が行う半田付け作業自体を無くすソルダレス接続製品の開発・販売も進めています。

 
PRTR法(化学物質管理促進法)への対応
ハロゲンフリーへの取組み推進
LCA(ライフサイクルアセスメント)の展開
製品のライフサイクルにおいて地球環境に与える負荷の低減、環境調和型商品の開発に努めています。
設計時点での製品の事前評価を実施
環境管理物質対策のため、2002年7月には、ホシデングループの製品を構成する部品・デバイスなどに含有又は製造時に使用
される有害化学物質についての管理基準「電気電子機器に含まれる環境管理物質管理基準HTS A2106」を制定し、設計段階
からのホシデン製品の環境負荷の低減を計画的に進めています。

      また、全製品をRoHS指令適合製品とする目標を掲げて取り組んでいます。
      製品に含まれる環境管理物質の含有を調査するためにXRF測定装置(波長分散型蛍光X線測定)を主要生産拠点に多数設置、
      さらにフタル酸エステル・特定臭素系難燃材の含有率分析のためGC-MS(ガスクロマトグラフ質量分析計)を導入し、
      自社で含有物質の成分分析が出来る体制を構築しています。

XRF測定器XRF測定器

GC-MS測定器GC-MS測定器

環境対応製品の開発

環境管理物質への対応と同時に、太陽光発電機器向けなど環境対応製品の開発を進めています。

環境対応製品の開発

グリーン調達への取組み活動

ホシデングループでは製品に含まれる環境管理物質の削減・全廃のため、環境管理物質管理基準となる「HTS A2106」に基き削減計画を立て、グループ全体で取組んでいます。 しかし、当社の製品はグループ会社だけで作られるものではないため、調達先様においても、一緒に取組んでいただく必要があります。そのため、当社に部品・材料を納入していただいている業者の方々を対象とした説明会を実施し、ご理解の上ご協力いただいています。
また、主要な調達先様においては調達先様自身による内部監査、当社による監査を実施し、環境管理物質の管理がスムーズに行えるようチェックを行っています。

説明会

教育・訓練

グループ各社では新入社員を始めとする各階層別の環境教育及び、パート社員・嘱託社員や社内委託業者を含む社員全員への個人カードや手帳などの配布、掲示物・社内報による環境活動の報告等を通じ、社員の環境意識向上に取組んでいます。 また、環境に著しい影響を与える可能性のある業務に就く従業員には、必要な資格の取得、講習や教育の受講を計画的に行うこと、さらに定期的な緊急事態に備えた訓練を行うことで、緊急事態への対応準備を徹底しています。 さらに内部監査のために、内部環境監査員に対する外部審査機関による講習や社内勉強会などの教育を行うことで適切な環境監査が行えるような体制を作っています。 このように環境保全のための体制作りの教育・啓蒙を適切に行い、ホシデンのより良い環境活動を推進していきます。

環境・品質手帳(本社例)環境・品質手帳(本社例)

監視活動

ホシデングループでは、各社とも特に大きな環境影響を与える要素はありません。 しかし、量は多くないものの、工程で使用又は貯蔵する化学物質があることから、定期的な漏洩の確認、水質・排気の確認を行い、また、事故緊急事態に備えた訓練を実施し周囲環境の保全に努めています。

排水の水質調査

毎月1回の市の職員による立ち入り調査だけでなく、日常的な監視のために法規制より厳しい社内基準を設け、自社で水質調査を実施しています。

社内での水質調査社内での水質調査

立ち入り調査の実施

立ち入り調査の実施立ち入り調査の実施

騒音の測定

グループ各社とも、サイトから出る騒音を定期的に測定しています。

排気の調査

ボイラーやスクラバーによる大気汚染防止のため、法規制より厳しい社内基準を設定し監視・測定しています。